喘息発作で入院から自宅管理までのまとめ
2017年の夏に小児喘息と診断され入院し、今回2回目の入院となりました。
実際に発作が起こるまでの経緯や子供の様子、症状などを時系列でまとめています。
入院生活から退院、自宅治療になるまでの経過をわかりやすくまとめたので小児喘息のお子さんをお持ちの方の参考に少しでもなればと思います。
初めて入院しました。小児喘息と診断され、姉と弟同時入院となりました・・・・
いつのタイミングで病院を受診するか?
どんな症状だと入院になってしまうのか?
大事なポイントも書いてありますので、読んでみてください。
①発作が起きるまでの始めの症状
【子供の様子】
・ゼイゼイとしているが元気がある
・ゼイゼイしているが食欲があり、夜も眠れている
・咳ほとんどなし
・鼻水は少し
この時点では、まだ元気もあり少しゼイゼイしている程度でした。(入院1日前の夜)
私が対応したのは、ホクナリンテープを貼る事とメプチンとインタールの吸入で様子をみること。
これで少し良くなりました。
①‐1 メプチンとインタールの吸入後の経過
吸入後は一旦は良くなったのですが、ゼイゼイはかわらずしていました。(入院当日の朝)
【子供の様子】
・いつもより元気がない
・食欲が落ちる
・咳なし
・鼻水あり
ゼイゼイはしているものの、吸入のおかげで本人は苦しくないと言っていたのでもう1度メプチンとインタールの吸入をしてクリスマス会へ娘を連れて行きました。
②3回目の吸入後も良くならず、病院へ
クリスマス会に行ったもののやはり、いつもより元気もなく顔色も良くなくなって来たのでクリスマス会を途中で抜けて病院へ行きました。
【子供の様子】
・顔色が良くない
・いつもより元気がない
・呼吸が苦しそう
この時、もう中発作ぐらいだったと思います。
やはり朝の時点で病院に連れて行くべぎだったと反省しました。
③病院での処置から入院へ
病院に着いた時には、呼吸も荒くなり首のあたりが少し凹むくらいの呼吸となっていました。
やはりこの時には中発作でした。
【子供の様子】
・元気がない
・呼吸が苦しそう(肩で息をする感じで首元は呼吸のたび凹む)
・サチュレーション96%
【処置】
・サチュレーションを測る
・診察(胸の音を聞く)
・ステロイドの点滴
・胸部のレントゲン
もう自宅で吸入は何度か試していると伝えるとすぐに点滴での処置となりました。
胸の音も良くないということでレントゲンも念のため取る事になりました。
この時点で入院の可能性が高いとのことを告げられました。
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③‐1 いよいよ入院生活
点滴の効果で呼吸はかなり楽になり、本人も元気になりましたが胸の音がまだ良くないとのこと。これからまた発作が出る可能性が高いとのことで入院となりました。
今回は初めて、24時間付添の入院ではなく娘1人での入院です。
【子供の様子】
・呼吸が楽になる
・胸の音はまだ良くない
・元気が出る
・顔色もいつも通りになる
入院と本人に告げると、納得した様子でした。
おそらく、クリスマス会に行きたいということで苦しいのをかなり我慢していたのではないかと思います。入院と言われてやっぱりという感じでしたので。
④入院から退院まで
入院は5日間でした。6日目には無事に退院出来ました。
点滴の効果がとても良く入院1日目から本人はとても元気で入院生活をかなり退屈そうに過ごしていました。
【子供の様子】
・1人での入院で1日目は大泣きしたようで2日目は顔が腫れてました
・すっかり元気になり入院生活に退屈している
・咳はでない
・鼻水は出ている
・呼吸も普段通り
・食欲旺盛(病院食を完食し、自宅よりたくさん食べてました)
・点滴のせいか頻尿に
・胸の音も落ち着き、きれになった
【退院までの薬と処置】
・酸素チューブ→入院当日から3日目の朝まで
・サチュレーション→入院当日96%(酸素チューブあり98%)→入院3日目97~98%(酸素チューブなし)→退院日98~99%
・ステロイドの点滴開始→入院2日目(朝昼晩の3回)→入院3日目朝晩の2回)→入院4日目(朝の1回→入院5日目点滴なし
・メプチン、インタールの吸入(朝昼晩の3回)
・パルミコートの吸入(晩の1回)
・鼻吸い(朝昼晩の吸入後)
点滴をずっとつないだままなのでお風呂や着替えが大変でした。
点滴の後も1ヶ月近く残っていました。
⑤自宅管理へ
退院後は自宅管理となり新しくパルミコートの吸入が増えました。
毎日自宅で吸入するため、吸入器など必要なものの購入をしました。
【子供の様子】
・いつも通り元気
・鼻水は続いて出ている
・咳はなし
・呼吸も通常
・退院後2カ月は発作1度もなし
【購入したもの】
・吸入器(以前に購入済み)
・熱湯消毒用にケトル
・電動鼻吸い器
詳しくは、小児喘息で入院した時の症状と経過③~吸入薬と自宅管理~をご覧ください。
【現在の薬】
・シングレア(毎晩)
・パルミコートの吸入(毎日)
・ホクナリンテープ(ゼイゼイしているとき)
・鼻水、痰の薬(鼻水が出ているとき)
自宅管理になってからは月1回の定期健診に行っています
自宅で簡単便利!おすすめ吸入器はコンパクトタイプのオムロン吸入器
今回の反省点
・やはり病院を受診するのが遅かった
・自宅での吸入回数が多かった
・鼻吸い器はもっと早く購入するべきだった
まとめてみるとやはり病院受診が何より遅かったかなと思います。
また、鼻水と喘息の発作の関係も大事ということも実感しました。
娘の場合、ほとんど咳は出ずゼイゼイだけの喘息発作ですので注意していないとわからないことがあります。
年齢も大きくなれば本人が苦しい、辛いということも言えると思いますが今回のように我慢してしまっていることもあります。
親の判断だけでは難しいこともありますが、1番近くにいるからこそわかることもたくさんあるはずです。
今後、まずは発作が起きないように最善を尽くす事。
発作が起きてしまったら、無理せず病院に行くことを心がけ対応して行きたいと思います。